2019-01-01から1年間の記事一覧
例えばこの橙のように 空気中に香気を放つような意味があるなら 柵の向こうの空に落ちる作業は 後回しでいいかも
時々ものすごく病むのだけれど、それを僕は隠しているのさ
げろをはかないときがくるいそう
香りを嗅いだり食物を見たりすると、頭の中に図形が見えることがある。時々。 目で見ている光景と、同時に頭の中に見える映像は別のものだ。 でも後者は、前者を説明するものかもしれない みとめてもらえてうれしかつたの
時折舌の根がもごもごと何か鳴ろうとするから、この子は何かを話したいのねと思っていたのだけれど、最近はこの子というのは舌の根のことではなく、何世代か前の私のことではないかと思うようになってきた。
私の好きな曲や場所やモチーフ、作品はたくさんあるけれど、たくさん摂取したら私は死んでしまうよ
evil lineを聴いて死にかける 私にはその瞬間がわかる 針が左から右側に振れる、あの時の 致死への始まりが、私にはわかる 全くの平常を少しずつ乗り越えて 人は時に死のうとする きっかけはなんだってあるけれど 日常のとても些細なことに過ぎない (例えば…
自死を望むのは何故 母が隣で古紙に出す新聞をまとめている こんなにも生きる作業をしている人がいるのに、私が自死を望むのは何故 いや、望んでいるのは本当に自死なのか 観念かもしれない 死ぬという観念 それを自分で迎えるという観念 実際、きっと死ぬの…
気をつけなきゃいけないことあるとおもうんだけど。 それは実現させようとしてよいことなのかどうかとか。 人の心を変えるのはよくないし。だってその人の学びをうばうことになるし。時としては道や、成長すらも。結果オーライという言葉だけで簡単に済ませ…
いきている そんな気がする うそ。
後は、あの子のことを少しずつ忘れていく時間があるのかと思うと、つらいなぁ。毛並みや耳の触感も、匂いも、指の弾力も、歩く時の音やこちらにうったえかける感じも、ため息の音も、床をかいて人を呼ぶあの音も、人の指や金網に頭をこすりつける姿も。いま…
草木に触れ、風にいだかれ、 木々緑の中、鳥を見て、花を見た。 爛漫と陽の中で、その柔らかな手が頬を喰む。 私は無上の幸せを知っている。 もう何もこわくない。 (あの時、死んでもよかったのだ)
マニキュアを塗りたい 素爪にマニキュアを塗りたい 白い蛍光灯の下だと手がよけいに青白く見える 生きてるんだなぁ 知らなかったなぁ うそだけど 暑い日が続きます 蝉が鳴きます 電柱が青くて、白くて、 夜がとても澄んでいます 夏が来ても、昔みたいに世界…
だいたい嗅覚と、脳みそか頭蓋骨の裏側に映る映像、あとは気配をたよりに、生きてきた 五感以外に、何か言葉には変えがたい察知する力が、たぶんひとにはあるの ハーブティーがすきだよ カフェインは抜いてるんだ 音が好きだよ 何も決めないで書くのって、ど…
晴れたる青空 ただよう雲よ 小鳥は歌えり 林に森に
生きてる機械 信号とプログラム、計算式、配管、ビニル、電線や電光掲示板に溢れたこの世界で、何だって自分の運命などを知りに来るのだろう。 そんな疑問も、とうの昔に蒸気の一部となって消えてしまった。 今では灰色のこの街で、日がなゆるりとお客を招く…
言葉に慣れるために、これを書いています。 あれから数年、十数年経ち、私はすっかり宇宙人のようになってしまいました。 言語を介して他者とやり取りすることもできず、ただぼんやりとした何かの中で思考し、社会の中で擬態し、それらしく振舞ってきました…
私はここにいたことがあった。 葉のない枝を照らす橙色の光。灰色の空の下、それらが妙に明るく希望的に見えた。 出来すぎた景色というものを見るのは初めてではない。 だが、これはこれで、うっすらと感動を覚えるものがあった。 時間が経てば、この光が消…