生きてる機械

プラネタリウムは偽装星

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

きおく

後は、あの子のことを少しずつ忘れていく時間があるのかと思うと、つらいなぁ。毛並みや耳の触感も、匂いも、指の弾力も、歩く時の音やこちらにうったえかける感じも、ため息の音も、床をかいて人を呼ぶあの音も、人の指や金網に頭をこすりつける姿も。いま…

春の日に

草木に触れ、風にいだかれ、 木々緑の中、鳥を見て、花を見た。 爛漫と陽の中で、その柔らかな手が頬を喰む。 私は無上の幸せを知っている。 もう何もこわくない。 (あの時、死んでもよかったのだ)

進むこと

マニキュアを塗りたい 素爪にマニキュアを塗りたい 白い蛍光灯の下だと手がよけいに青白く見える 生きてるんだなぁ 知らなかったなぁ うそだけど 暑い日が続きます 蝉が鳴きます 電柱が青くて、白くて、 夜がとても澄んでいます 夏が来ても、昔みたいに世界…

いみなんてない

だいたい嗅覚と、脳みそか頭蓋骨の裏側に映る映像、あとは気配をたよりに、生きてきた 五感以外に、何か言葉には変えがたい察知する力が、たぶんひとにはあるの ハーブティーがすきだよ カフェインは抜いてるんだ 音が好きだよ 何も決めないで書くのって、ど…