また薄明の時間に文章を書く。最近どうも忘れがちになっていていけなかったのだが、薄明を見ると、ア、記事を書かなくては、と思ったのだから、不思議なものだ。 言葉というものを取り戻そうと決めて、少しだった。本当は随分前から思ってはいたのだが、本格…
日が沈んで、空が薄青くなった。 薄暮、と言うらしい。 木々がもう、薄暗い。
空は落ちるものだし、月は裏側に何かがあるものだし欠けたところは甘いものだし 糸は宙を舞うし、電線は空に張り巡らされるものだし、桜の下には必ずあれがあるし LとRの音はばらばらなものだし 地面はつぎはぎだし そんな当たり前を集めたら、その箱庭の数…
落日燃ゆ、という言葉が、いつからか頭の中に残ってゐる。小説ではない。 先程、昔行った街を思い出した。 おやすみなさい。
例えばこの橙のように 空気中に香気を放つような意味があるなら 柵の向こうの空に落ちる作業は 後回しでいいかも
時々ものすごく病むのだけれど、それを僕は隠しているのさ
げろをはかないときがくるいそう
香りを嗅いだり食物を見たりすると、頭の中に図形が見えることがある。時々。 目で見ている光景と、同時に頭の中に見える映像は別のものだ。 でも後者は、前者を説明するものかもしれない みとめてもらえてうれしかつたの
時折舌の根がもごもごと何か鳴ろうとするから、この子は何かを話したいのねと思っていたのだけれど、最近はこの子というのは舌の根のことではなく、何世代か前の私のことではないかと思うようになってきた。
私の好きな曲や場所やモチーフ、作品はたくさんあるけれど、たくさん摂取したら私は死んでしまうよ
evil lineを聴いて死にかける 私にはその瞬間がわかる 針が左から右側に振れる、あの時の 致死への始まりが、私にはわかる 全くの平常を少しずつ乗り越えて 人は時に死のうとする きっかけはなんだってあるけれど 日常のとても些細なことに過ぎない (例えば…
自死を望むのは何故 母が隣で古紙に出す新聞をまとめている こんなにも生きる作業をしている人がいるのに、私が自死を望むのは何故 いや、望んでいるのは本当に自死なのか 観念かもしれない 死ぬという観念 それを自分で迎えるという観念 実際、きっと死ぬの…
気をつけなきゃいけないことあるとおもうんだけど。 それは実現させようとしてよいことなのかどうかとか。 人の心を変えるのはよくないし。だってその人の学びをうばうことになるし。時としては道や、成長すらも。結果オーライという言葉だけで簡単に済ませ…
いきている そんな気がする うそ。
後は、あの子のことを少しずつ忘れていく時間があるのかと思うと、つらいなぁ。毛並みや耳の触感も、匂いも、指の弾力も、歩く時の音やこちらにうったえかける感じも、ため息の音も、床をかいて人を呼ぶあの音も、人の指や金網に頭をこすりつける姿も。いま…
草木に触れ、風にいだかれ、 木々緑の中、鳥を見て、花を見た。 爛漫と陽の中で、その柔らかな手が頬を喰む。 私は無上の幸せを知っている。 もう何もこわくない。 (あの時、死んでもよかったのだ)
マニキュアを塗りたい 素爪にマニキュアを塗りたい 白い蛍光灯の下だと手がよけいに青白く見える 生きてるんだなぁ 知らなかったなぁ うそだけど 暑い日が続きます 蝉が鳴きます 電柱が青くて、白くて、 夜がとても澄んでいます 夏が来ても、昔みたいに世界…
だいたい嗅覚と、脳みそか頭蓋骨の裏側に映る映像、あとは気配をたよりに、生きてきた 五感以外に、何か言葉には変えがたい察知する力が、たぶんひとにはあるの ハーブティーがすきだよ カフェインは抜いてるんだ 音が好きだよ 何も決めないで書くのって、ど…
晴れたる青空 ただよう雲よ 小鳥は歌えり 林に森に
生きてる機械 信号とプログラム、計算式、配管、ビニル、電線や電光掲示板に溢れたこの世界で、何だって自分の運命などを知りに来るのだろう。 そんな疑問も、とうの昔に蒸気の一部となって消えてしまった。 今では灰色のこの街で、日がなゆるりとお客を招く…
言葉に慣れるために、これを書いています。 あれから数年、十数年経ち、私はすっかり宇宙人のようになってしまいました。 言語を介して他者とやり取りすることもできず、ただぼんやりとした何かの中で思考し、社会の中で擬態し、それらしく振舞ってきました…
私はここにいたことがあった。 葉のない枝を照らす橙色の光。灰色の空の下、それらが妙に明るく希望的に見えた。 出来すぎた景色というものを見るのは初めてではない。 だが、これはこれで、うっすらと感動を覚えるものがあった。 時間が経てば、この光が消…
きっと再生。
間投詞。心の底をついて出るもの。無の中に落ちるビー玉。空白。
きっと綺麗に跳べるって
電球の中に金魚を閉じ込める電球の中で蝶々が飛び交う水中、銅線の間を蛍がゆらめく信号が光るまで 明滅が止むまで
なんとなく始めてみたという、如何にも常套句な一投目占うとか浄化するとか音とか本とかお茶とか精油とかつれづれとかのうみそとか