生きてる機械

プラネタリウムは偽装星

私は

言葉に慣れるために、これを書いています。

あれから数年、十数年経ち、私はすっかり宇宙人のようになってしまいました。

言語を介して他者とやり取りすることもできず、ただぼんやりとした何かの中で思考し、社会の中で擬態し、それらしく振舞ってきました。

でも私は、音ではなく、イメージでも、名前のつけられないあれでもなく、言語を、言葉をちゃんと使ってみたかったんです。

私の見たものを、聴いたものを、感じたこと、思ったことを、言葉という、かちかちとしているけれど豊かに美しくなるであろう媒体を使って、表してみようと思います。

 

(自室より。そうだ、あのプレパラートはまだ手元にありますか?)